M.A.C Garden top 春 Spring 夏 Summer 秋 Autumn 冬 Winter 外伝 Another story
名前
枝垂柳(しだれやなぎ)
別名
糸柳(いとやなぎ) 青柳(あおやぎ)
学名
Salix babylonica
分類詳細
ヤナギ科 落葉高木
4〜5月
10〜20m
 枝垂柳は中国原産の落葉高木で、奈良時代に渡来した。早春、葉が伸びきらないうちに黄緑色の花をつける。花は穂状で、雌雄異株である。雌花にできた実が熟すと、白い綿毛をもった種子が空中に飛び散る。これを「柳絮飛ぶ」という。
 柳は、白楽天の『長恨歌』では、

太液の芙蓉 
未央の柳
芙蓉は面の如く 
柳は眉の如し
此れに対して
如何ぞ涙垂れざらん
(太液池の蓮の花も
未央宮の柳も
蓮の花は妃の顔のよう 
柳は眉のよう
これを見てどうして涙が流れないことがあろうか)

 と、柳は楊貴妃の眉に例えられている。 
この春は 柳のめにぞ 玉はぬく 咲き散る花の ゆくへ知らねば
(今年の春は 柳の芽に 露の玉を貫くように 涙にくれています 咲いて散る桜〔女二の宮〕の行方もわかりませんので)  

 とおっしゃる。御息所は、それほど深い風情があるわけではないが、当世風で才気のある方と言われていた更衣であった。大将は、
〈なるほどそつがない応対ぶりだ〉    
 と思われる。                                    
[柏木]
三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋
うち上る 佐保の川原の 青柳は 今は春へと なりにけるかも
(上って行く 佐保の川原の 青柳は もうすっかり春らしく なったことだ)
大伴坂上郎女(巻八―一四三三)
霜枯れの 冬の柳は 見る人の 縵にすべく 萌えにけるかも
(霜枯れていた 冬の柳は 見る人の 髪飾りになるほど 芽が出てきた)
 読人しらず(巻十―一八四六)
MACトップへ