THE WORLD OF THE DRAMA 演劇の世界
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●現代日本の詩歌 吉本隆明
「小説作品が着飾った盛装姿だとすれば、詩は身体の骨格である」
 と、この本の著者吉本隆明氏は言う。 吉本氏は、谷川俊太郎、田村隆一等の詩はもちろん、中島みゆきや宇多田ヒカルなどの歌詞まで取り上げて、詩の意味をとてもわかりやすく読み解いている。
 俳優にとって一番大切なのは、「実感」の能力である。
 例えば舞台で、雨にうたれながら愛を語るという場面のとき、まずはじめにいかに雨を感じられるかが問題になる。
 日本人がラブシーンの演技で外人に劣るのは、実感の能力が不足しているからだ。 俳優がさまざまなことを実感を持って表現するには、それなりの修練が必要である。
 さて、言葉を実感をもって喋るには・・・
 この本にはそのノウハウがたくさん散りばめられている。まさに俳優必読の書といえる。
●田村隆一エッセンス 青木健編
 プロフェッショナルとはなにか?
 例えば演劇の場合、それを職業としているから、そういえるのか?また、演劇を専門として良い作品をうみだしたから、そういえるのか?
 どちらも違う。
 プロフェッショナルとは、演劇を作ること、あるいは作られた演劇が、確実に〈生〉を削った行為になっていることを意味している。
 〈生〉とは、生活や生命のことではない。生涯というのに近い。
 田村隆一はまぎれもなくプロフェッショナルな詩人だった。この本は、そんな〈生〉を削って書かれた詩が多数集められている。わたしの座右の詩はこれだ。

影の馬
空と地を分つもの
それは満天の星にきらめく
水平線
あるいはどこまでもつづく
地平線

空と地をつなぐもの
イルカの歌声
一本の大きな楡の木
歩く人
鬣を風になびかせ
あさぎ色の地平線を一直線に
駆けぬけて行く馬の影 影を追う馬

空には雲の魚
地には影の馬

人間の魂だけが
燃える太陽の意味を知る
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